しわ・たるみの原因とメカニズム

実は、しわ、たるみは生活習慣が大きな要因となっています。具体的には「紫外線」と「乾燥」、これに「加齢」が加わり3大原因と言われています。なかでも紫外線は、老化に大きな影響を与えています。

紫外線の影響については、「日焼けによってしみができる」というのは分かりやすいですが、日焼けとしわ、たるみの関係性については、まだまだ認知が少ないのではないでしょうか?

最近は、日焼け止めアイテムに書かれている、人間にとって有害性が強い紫外線の「UV-B波」から肌を守るSPF値だけでなく、肌のしみやしわの原因を作る「UV-A波」から肌を守る指標であるPA値の大切さも広がってきました。しかし、紫外線としわ、たるみを切り離して考えている人はまだ多いようです。

紫外線に当たり続けることにより、皮膚のコラーゲンが減少して皮膚のハリがなくなっていくため、しみだけでなくしわやたるみの要因になる大敵です。

その他にも、しわの原因になりがちなことはいろいろあります。

しわ、たるみの原因とメカニズム

しわができる原因

加齢によるしわやたるみは、顔の奥に原因があります

私たちの顔は骨・筋肉・皮下脂肪(皮下組織)・真皮(皮膚)・表皮(皮膚)の5つの層から成り立っています。
しわやたるみは皮膚の表面だけで起きているものと思われがちですが、実はこれらすべての層が関わっています。
加齢とともにそれぞれの層に変化が起き、しわやたるみを作っているのです。

しわ、たるみの原因とメカニズム

1.加齢によって顔に起こる変化~骨~

加齢とともに顔の骨も縮むってご存じでしたか?

体の骨と同様に、顔の骨も加齢とともに骨密度が減少し、小さくなります。
こめかみ、眼窩(がんか:眼球が入っているくぼみ) のまわりは広がり・頬・あごのまわりの骨はへこみ、痩せこけます。
顔の骨は「顔の土台」として筋肉や皮下脂肪(皮下組織)、真皮(皮膚)、表皮(皮膚)を支えています。骨に変化が起きると皮下脂肪(皮下組織)、真皮(皮膚)、表皮(皮膚)が十分に支えられずに垂れ下がり、たるみやしわを引き起こします。

しわ、たるみの原因とメカニズム

2.加齢によって顔に起こる変化~皮下脂肪(皮下組織)~

加齢とともに皮下脂肪の減少や移動によって、たるみが引き起こされます。

額やこめかみのへこみ、頬のこけは皮下脂肪が元々あった場所から下に移動(下垂)し、通常よりも量が減ることにより引き起こされます。
頬の皮下脂肪が元々あった場所から下に移動(下垂)し、口のまわりの皮下脂肪の量が減ることにより、しわの溝が深くなります。
フェイスラインのたるみは皮下脂肪が元々あった場所から下に移動(下垂)することにより引き起こされます。

しわ、たるみの原因とメカニズム

3.加齢によって顔に起こる変化~皮膚~

加齢や紫外線を長年浴び続けることによってしみやしわが引き起こされます。

しわ、たるみの原因とメカニズム

しわの種類

しわには、表情じわ、大じわ(構造じわ)、小じわ、乾燥じわ、たるみじわなどがあります。
加齢によるコラーゲン低下で生じるしわもありますが、私たちが一般的にしわと呼んでいるもののほとんどは、筋肉の動きによって起きてくる「表情じわ」のことです。しかも、この表情じわは、自分では気づきにくいことが多いようです。

小じわ

肌表面の乾燥によって表皮に現れる「ちりめんじわ」で、比較的初期の状態です。

大じわ(構造じわ)

コラーゲンやエラスチンなどの弾力線維が皮膚の重力を支えきれなくなることで生じます。主な原因は加齢と紫外線です。

表情を作るときにできる「表情じわ」

「表情じわ」というしわは、笑ったり、怒ったりするときに、30種類以上あるとされる表情筋という筋肉の収縮(緊張)によって、眉間、目尻、口の横、額などにできるしわのことです。

表情じわは、本来一時的なものですが、繰り返し筋肉を動かし続け、加齢とともに皮膚の弾力も低下することによって、慢性化することで“刻みじわ”となってしまいます。

しわの種類

たるみじわ

加齢と共に顔のいろいろな部位でたるみが起こり、形状が 崩れた結果、影ができ、しわのように見えます。

ほうれい線

ほうれい線は、深いしわではなく、土台となる骨が減り、重力に よって皮下脂肪が垂れ下がった頬のたるみによってできる 境界線(溝)です。

しわの種類

しわができる箇所とその特徴

しわの種類

表情じわ(代表的なしわ)

おでこの横じわ

この部分のしわは、疲れた印象を与えます。化粧で隠そうとしても、くぼみにファンデーションが詰まって余計に目立つこともあります。

眉間の縦じわ

眉間にしわがあると不機嫌な顔に見られがちです。イライラしたときや細かい文字を見るときにできるしわは、消えないしわの原因にもなります。

目尻のしわ(笑いじわ)

笑った時などにできるしわです。
眼の周りの皮膚や眼の周りの筋肉が衰えてくると、表情を戻してもしわが残ったままになります。

あごのしわ(梅干しじわ)

口を閉じたときに筋肉が緊張して、下顎の先にしわができることがあります。
このしわは俗に「梅干し」と言われることもあります。

たるみができる原因

肌の老化現象としてよく知られる「たるみ」。
真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンとエラスチンが緩んでしまうのがたるみの主な原因です。

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層からできており、その下に脂肪組織と筋肉があります。
若いうちには、皮膚の内部で細胞分裂が盛んに行われ、新陳代謝を繰り返すことで、柔軟性・弾力性のある肌が保たれますが、20代ごろからその働きが衰え始め、だんだん柔軟性が失われていきます。

たるみの種類

たるみができる箇所とその特徴

フェイスラインのたるみ

顔の骨・筋肉・皮下組織・皮膚のすべてが、加齢とともに構造変化することで老化現象を引き起こしています。皮下組織(皮下脂肪)のボリューム減少も見られ、皮膚が垂れ下がったり凹凸が形成されたりすることが、フェイスラインのたるみの原因となります。

頬のたるみ

加齢により、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの真皮を支える役割を果たす線維成分の減少、表情筋や表情筋を支えている深層筋の衰えが原因として考えられるほか、紫外線や乾燥などもあげられます。

たるみができる原因

<引用>https://totalfacialtreatment.jp/definition/

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